最近のさくら組(2、3歳児クラス)の子ども達は、着替えをしたあとカバンの中にしまったり、自分で帽子を被ったり靴を履いたり、年下のお友だちに優しく微笑みかけてなでてあげたり、保育者が扉の向こう側で待っていたら、扉を押さえて待っていてくれたり(すごい!)……メキメキとできることが増え、頼もしい姿をみせてくれています。
ある日、おやつを食べた後にいつも職員が片付けている、トレーや牛乳パックなどのお片付けをお願いしてみることにしました。「○○くん持てるかな?お片付けお願いしてもいい?」と聞いてみると、「いいよ!」「できるよ!」と頼もしいお返事が。3歳児さんには少しだけ難しい、中身がまだ入っている牛乳パックを、2歳児さんにはトレーや空の容器を、皆こぼさないように落とさないように注意をしながら給食室まで運んでくれました。保育室に帰ってくるなり、「ぼくね、おてつだいできたよ!」と誇らしげに話をするお友達。栄養士や保育者からは、「ありがとう。とても助かったよ~!」と感謝の気持ちをしっかりと伝えました。
お手伝いは、「ありがとう」と言われると嬉しくなったり、達成感を味わえます。また、お手伝いをして、認められる経験は自信になり、自己肯定感が育まれます。これは、0,1,2,3歳児の子どもたちにとってとても大事なことで、このような経験を沢山できると、人との関わりがより深くなり、また人にも優しくできる人に育っていきます。
たまにはこぼしたりうまくでいきないこともあるかもしれませんが、それでも、「やってみよう!」と思って挑戦した気持ちは、充分に認めてあげることが大事ですね。子ども達の気持ちに寄り添いながら、これからもお手伝いをしてもらえる機会を園でも積極的に作っていきたいと思います。